■■■2025年度海外調査団■■■
北欧における公共交通調査団
~路面公共交通を中心に~
参加者募集のご案内
ごあんない
当協会では、多様な都市内公共交通の普及・整備推進に尽力しており、特に、都市内の路面公共交通の有効な手法のひとつとして、LRTシステムに着目し、調査研究を進めております。これまで、我が国におけるこれらの交通施設整備のための諸方策研究の基礎となったのが、海外諸国における先進事例の調査であり、ハード・ソフト両面の事例や分析結果を活用して参りました。
諸外国では、過度に自動車に依存した都市整備の問題点を早くから認識し、都市の環境問題や、交通弱者を含む人々の移動手段の確保、都市の活性化などへの対応策として、面的な歩行空間の確保、自転車利用環境の整備などとあわせ、LRT、BRTなど多様な交通モードの活用について早くから試行錯誤を重ね、戦略的な総合交通施策の推進を実行しています。
我が国でも、人口減少、更なる高齢化への対応、都市の低炭素化の推進は喫緊の課題であり、それらの対応方策としてのコンパクト・プラス・ネットワークの推進のため、海外諸都市の実情から学ぶべき事は依然多いと考え、この度、フィンランド・デンマーク(ヘルシンキ、タンペレ、コペンハーゲン、オーデンセ)におけるLRT導入都市への視察・調査を企画いたしました。
今回訪問する各都市では、LRTの延伸・新設を中心とした公共交通ネットワーク拡充が進んでいます。フィンランドでは、「MaaS」が生まれた都市として知られるヘルシンキにおいて、沿線人口の増加にともないバス路線のLRT転換を行った路線を視察します。「メタバース」を活用したまちづくりに取り組むタンペレでは、郊外の工業団地と市街地とを結ぶLRT新線の様子を視察します。デンマークでは、コペンハーゲンの都市のスプロール化を回避するために定められた「フィンガープラン」に基づき整備されている公共交通、歩行者のネットワーク整備の取組について視察を行います。オーデンセでは、郊外地域の開発等を目的にLRT整備が行われている事例について、近年開業した新線と、延伸計画のある区間について視察を行います。
都市交通計画、公共交通に携わる関係者にとって有意義かつ有益な内容であると存じます。関係の皆様方の積極的なご参加を期待し、ご案内申し上げます。
派遣概要
- 派遣期間 2025年10月18日(土)~10月26日(日)[7泊9日]
- 派遣先 フィンランド(ヘルシンキ・タンペレ)
デンマーク(コペンハーゲン・オーデンセ)
旅程などの詳細は、パンフレットをご確認ください。パンフレットは【こちら】
お申込み
- 申込方法 パンフレットに記載の、阪急交通社 東京団体支店まで電話にてお申込みください。
その後、パスポート情報などを記載する申込用紙が郵送されますので、期限までに返送してください。
- 申込締切 2025年 8月18日(月) ※申し込みお電話の期限日
【注意事項】
・出国予定日から起算し3か月以上の有効期間が残存しているパスポートが必要です。
・日本国籍以外の方で査証のお手続きが必要な場合はご自身においてご手配ください。
・その他、パンフレットや阪急交通社から郵送される資料に表示している注意事項をよくご確認ください。