BRT等新たなバス交通システム研究部会
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海外調査 |
BRT等新たなバス交通システム研究部会
コンパクト+ネットワークの都市づくりにおいて、都市の賑わいと活力を取り戻し、人々にとって快適で魅力ある都市空間を創出していくために、都市のモビリティの重要性が高まっています。
特に、まちなかにおけるウォーカブルな空間づくりの取組みに代表される歩行者のモビリティとあわせて、誰もが、安全に、快適に移動することを可能とする公共交通への期待は大きく、中でも長年にわたってわが国の都市交通の重要な役割を担ってきたバス交通は、今後さらなる発展が望まれます。
欧州等都市交通の先進諸国においても、都市内の基幹公共交通軸や都市内交通ネット
ワークの要としてバス交通が見直されてきており、バス交通をベースとした新たなシステムの導入や既存ネットワークの再編、施設の高質化等の取組みが急速に進みつつあります。
中でも、BRT(Bus Rapid
Transit:バス・ラピッド・トランジット)やBHLS(Bus
with a high level of service)といった新たなシステムは、LRT(Light Rail Transit:ライトレールトランジット)に比肩する都市内中量輸送システムとして、
定時性、速達性、高頻度運行等を実現し、利用者の視点に立った利便性や快適性を兼備した
質の高いシステム構成が可能であり、
何よりも、比較的低廉な建設コストにより費用対効果が高く、都市整備にあわせた路線の改変や延長が容易であることが大きな特徴です。
新たな時代の都市を展望するにあたって、新しい技術や理念を取り入れたこれらバス交通システムは、都市のモビリティの向上に顕著に貢献できるものであり、欠くことのできない重要な都市機能を担うものと捉えています。
以上のような観点から、当研究部会では、BRTをはじめとするバス交通の新たな展開について、基本的かつ総合的な調査・研究及び社会への実装に向けた活動を進めています。